バブル崩壊から2002年頃まで内外の投資環境は厳しいものがありましたが、ここ数年は好転し始め、私が担当する年金基金のお客さまも積極的な投資姿勢を見せ始めています。年金基金は数百億円以上の巨額の資金運用を行っており、それに伴う重い責任を負っています。私の仕事である運用コンサルティングは、専門家としての立場からアドバイスをすることで、お客さまがこうした責任を果たすお手伝いをする、というものです。年金基金の投資対象は内外の株式や債券をはじめREITやヘッジファンドまでさまざまですが、それらをどのように組み合わせるかということがここでは重要なポイントとなります。基本スタンスは、先行きは不透明であるということ。そのため、運用の基本となるポリシーを策定し、その上で理論に基づいたポートフォリオを構築することが重要になります。米国株式市場が好調だから勧めるといった単純なことではありません。 |
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| ヘッジファンドを例に説明しましょう。ヘッジファンドに対しては近年お客さまの関心が高く、実際年利回りで25%以上のパフォーマンスを上げているケースも少なくありません。私たちのアプローチは、リターンの背後にあるものは何か、将来にわたって付加価値をあげることができるか、を徹底的に調べ上げていくことから始まります。具体的には、主に米国で行われているヘッジファンドに関する研究論文等を渉猟し、新たな投資理論を“武装”することが必要となります。 |
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| また、実際にヘッジファンドの運用担当者に面談し、ヒアリングをすることも重要な仕事です。何を見るかといえば、その人となり、すなわち運用に対するしっかりとした信念をもっているか、経験は豊富かどうかといった点です。とくに信念というのは一般の人が考える以上に重要で、現在大きな話題となっているサブプライムのような問題が起きた時でも、強い信念をもっている人ほど、たじろぐことなく冷静な判断ができるものです。 |
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運用の世界で連戦連勝はあり得ませんが、それでもトータルで適切な提案ができ、お客さまから感謝の言葉をいただいた時は、やはり嬉しいものです。運用の世界で、「みずほに青木あり」となれば最高です。 |